飛行機をつくりあげた技と知恵
鈴木真二著:技報堂出版:定価1,900円(税別):税込み1,995円
今から100年ほど前の1903年、ライト兄弟はフライヤー号で人類初の動力飛行に成功した。
兄弟が飛行機をつくりあげた過程は苦難の道でありながら「創造」の喜びに満ちていた。この「創造」の技と知恵は、われわれに感動とさまざまな示唆を与えてくれる。
しかし、初飛行後の彼らの栄華はあまりに短い。
飛行機が急激な発展を遂げるなか、兄弟はなぜパイオニアの悲哀にさらされなければならなかったか、兄弟の限界はどこにあったのか。本書では、ライト兄弟以降の航空工学の発展も振り返りながら、技術と科学のあり方を考え、飛行力学の観点からフライヤー号の技術的特徴と限界を浮き彫りにする。
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著者紹介:鈴木真二
1953年岐阜県に生まれる.
1979年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
豊田中央研究所勤務を経て、1986年に東京大学助教授、1996年に同教授となる。
現在、東京大学大学院教授(工学系研究科航空宇宙工学専攻)
1986年工学博士
専門は飛行力学航空宇宙工学の教育・研究に携わるほか、一般の人々やマニアを対象に「航空情報」や「MSNジャーナル」にコラムを連載し、飛行のロマンや楽しさを伝えている。
日本航空宇宙学会理事、紙ヒコーキ博物館名誉館長
主著=
『力学入門』コロナ社、1999
『マルチメディア航空機図鑑』アスキー、1997(監修)
『現代の航空輸送』勤草書房、1995(共著)
『それは足からはじまった一モビリティの科学』技殿堂出版、2000(共著)
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