Good&Old Wings From My Album
発行所:AGC
発行人:赤塚薫
解説:松崎豊一
定価3,800円 (税別):[税込み価格 4,104円]
127頁・2011年12月3日発行
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文句なしに第一級の史料であると断言できる貴重な出版物です
ヒコーキ写真黎明期のアマチュアカメラマン27人による写真集
【赤塚薫氏の前書きより】
写真とは「事実を写す」だけでなく、「記憶のインデックス」でもある。数十年前に撮影された1枚の写真を見ているだけで、心の中は過去の世界へと旅立ち、純粋一途な気持で飛行機と向き合っていたころの記憶が蘇る。
では、そうした記憶の「引き出しを備えている写真」とはどのようなものなのか。それは、自然、建物、乗り物などと、その時代の人々が、被写体である航空機と共に映し出されている写真である。
今回の出版にあたり、全国のベテラン飛行機写真フアンに声をかけ、昔の写真やネガ、それらを収めた古いアルバムを探していただいた。そのアルバムの中には、「よい記憶」が詰った「引き出し」のある写真が収められていることは想像に難くないからだ。送って下さったアルバムをいざ開いてみると、予想をはるかに超えた貴重な写真が貼られていて、まさに驚きと歓びの連続であった。本のタイトルを「私のアルバムから」としたのは、本書の出版企画にご賛同いただいた方々のアルバムから作られた写真集だからである。
そのアルバムやネガの中から掲載写真をいざ選び始めると、多くの飛行機フアンにお見せしたいと思う写真が次から次へと現れ、上・下巻に分けなければとても納まらなくなってしまった。従って、上巻を1949年から1960年、下巻を1960年から1966年までに分け、何とか写真提供者の方々の期待に応えられるようにした。
古くからのファンには、「戦後航空機の黄金時代」とよばれた1950、60年代に体験された「かけがえのない記憶」に浸っていただき、若いファンには標準レンズ(45mmー55mm)で撮影された飛行機写真の魅力を感じとっていただければ幸いと思う。
戦後の飛行機写真黎明期からの写真キャリアを持つ航空ジャーナリストの松崎豊一氏による解説とともに、一枚ずつページを繰りながらじっくりとご覧ください。
【企画】赤塚薫・佐藤雅三
【写真撮影】中里重雄・能村実・田中常雄・中井八郎・大野芳希・熊木勝美・杉浦博・戸田保紀・富田肇・中川安正・門上俊夫・中野隆弘・福井正夫・渡辺俊彦・田中達雄・真鍋和久・北田尚夫・小宮宏・下郷松郎・吉永秀典・森正・安西直哉・岩河敏・小曾土品・近藤清光・高田和彦・成澤一憲・榎本行男・賀張弘道・松崎豊一・高橋泰彦・江間久・箕浦克広・横尾哲雄・東野良彦・大沢郁夫・小松賢一・高桑良二・中島良介・赤塚薫
【写真解説】松崎豊一
【カバーデザイン】大澤郁夫
【編集】赤塚薫
【シリーズ】
私のアルバムから(上):1949-1960
私のアルバムから(下):1960-1970
私のアルバムから(伊丹・甲南)
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