土屋正興著 鳳文書林:2,800円(税別):[税込み価格 3,024円]
2003年9月初版発行:234ページ
著者前書き
誰しも一度は大空を自由に飛んでみたいという希望を持ったことだろう。これを実現した人がいる。それはパイロットだ。
パイロットになるには、若いうちから厳しい訓練を開始するのがよいという考え方が一 般的になっているようだ。また、パイロットは飛行適性に優れた一部の人々の資格であると思われている。
本当にそうであろうか
何歳になってもパイロットになれる。まず、決心するより、一度小型機に乗ってみて、 空の素晴らしさを体験してみよう。簡単なことだ。確かに、パイロットになるための訓練費用は高い。現在のところ、自家用パイロットの 資格を取得するには、海外で訓練しても数百万円の費用がかかる。職業パイロットになる には、さらに費用がかさむ。だから、パイロットになるのを諦めるのだろうか。適性やお金の問題だけで‥…・?
いや違う。それでは駄目だ
パイロットになるには30〜40代、いや50〜60代でも可能だ。お金と時間に余裕ができる世代になるほど、自家用パイロットになるための訓練を受けやすくなる。いまでもクル マに乗っている人々なら、男女を問わずパイロットとしての適性はある。クルマの運転より、飛行機の操縦の方が簡単で安全だから……。
青空を見つめ直そう
すでにパイロットとして飛行している者でも、本当の大空を楽しむために、もう一度正しい方式と手順を見直してもらいたい。飛行安全のために!そして、青空というキャンバスに思いきり大胆な航跡を描き、空の魅力を満喫しよう。
大空は心の古里なのだ
プロ・パイロットもアマチュア・パイロットも空を生き甲斐としている。だが、プロ・ アマ問わず、パイロットの中にはフライトそのものが自己流に陥ってしまっているところがある。このような点は、本書を読んで初心に帰って自らの技量を見直し、安心して飛べる大空を心の古里にしようではないか。
そして、PCパイロットへも!
本書の第2章以降は、同時にPCパイロットにも役立つ内容である。小型機操縦のノウハウを正しく理解した上で、コンピューターを通じ画面上の技量を向上させてもらいたい。そして、いつの日か本当の大空で会えるように・・
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