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1. 時刻表示モード
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画面には通常時刻が表示されています。右端の数字が秒を刻んでいれば時計は正常に機能しています。
何の操作も行われていない状態が2分以上経過すると自動的に「時間表示モード」に戻ります。
強制的に「時間表示モード」に切り替えるには「=」のキーを数回押してください。
リセット後の標準時は12:00AM始動のホノルルタイムになっています。
タイムゾーン設定には本器カバー裏にも印字されている下記の表を参照してください。
0 Denver・ 1 Sydney ・2 Wellington ・3 Honolulu ・4 Karachi ・5 Bangkok ・6Hong Kong ・7 London ・8 Paris ・9 Cairo ・10 Chicago ・. Chicago ・+ Rio deJaneiro ・- Los Angeles ・x Tokyo ・割算符号 Moscow ・AC/ON New York
(1) タイムゾーンの設定
「RESET」を一度押して「12:00AM Honoluluタイム」を表示させます。次に都市のコードをキー入力してから「CE」を押します。「RESET」は本体裏側にあります。ボールペンの先などで軽くつついてください。
(2) 時刻の設定
「=」のキーを4回押して「時刻設定モード」に切り替えてから時刻を「時、分、秒」のフォーマットで入力します。「AM/PM」の切り替えは「CE」キーを押しておこないます。
(3) 実際の例(日本時間に合わせてみましょう)
「RESET」を押します。「AM 12-00 15」と表示されます。秒単位は動いています。
「x」キーを押します。「PM 7-00 18」と表示されます。同様に秒単位は動いているので表示が変わっていきますが気にしないでください。「CE」ボタンを押して確定します。
「=」を4回押します。現地時間設定モードになります。
まず「CE」ボタンで「AM/PM」の設定をしてください。
次に「時、分、秒」のフォーマットで入力します。
これで「日本時間」の設定は終了です。
「CE」を押すことによって「12時間/24時間」表示が切り替わります。
(4) 世界各地の現在時刻を表示させるには、カバー裏に印字された各都市対応のキーを押します。
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2. 電卓モード
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「=」キーを「時刻表示モード」からは1回、他のモードからは数回押します。
「電卓モード」に切り替わります。画面には四則計算アイコンが表示されています。使い方は普通の電卓と同じです。
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3. カウントダウンモード
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「=」キーを「時刻表示モード」からは2回、他のモードからは数回押します。「カウントダウンモード」になると、「CT 00-00 00」と表示されます。先頭の「0」が点滅しています。
カウントダウンタイムの入力は「時、分、秒」のフォーマットでおこないます。入力後に「CE」ボタンを押せばカウントダウン開始です。
「CE」ボタンを2回押すことによって「開始/停止」の切り替えが可能です。
「0」までカウントダウン終了すると「00-00-00」が点滅します。
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4. 気温測定モード
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通常は画面が時間表示になっています。この状態から「=」キーを3回押します。これで「気温測定モード」になります。「時刻表示」以外のモードからでも「=」キーを数回押すことによって「気温測定モード」に切り替わります。
温度計をかたどった小さなアイコンと現在の気温が画面に表示されます。「CE」ボタンを押すことによって、摂氏と華氏が切り替わります。たとえば「23.2°C」と表示されている状態で「CE」ボタンを押すと「73.9°F」が瞬時に表示されます。
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5. 地図距離測定モード
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(1) 縮尺設定
初期設定の縮尺は1:1000000(百万分の1)です。尚、これはキロ、マイルなどの単位の属性を抜きにした単なる数値です。
縮尺を「百万分の1」以外に設定するには丸い青色の「SCALE」ボタンを一回押します。画面には「矢印アイコン」が表示され、数字の「0」が点滅します。ここから地図で使われている縮尺の数字(「千分の1」縮尺ならば「1000」)を入力します。次に「=」を押すことによって、この縮尺が確定します。設定後の距離測定にはすべてこの縮尺が適用されます。
初期設定の縮尺(百万分の1)に戻すには本器裏の「RESET」を押します。もしくは、手動で縮尺設定を(1000000)に設定しても同じです。
古い地図で「インチ/マイル」縮尺のものに対応するには次の手順に従って下さい。たとえば「1"=10 miles」縮尺の地図に合わせる設定だと、まずマイルをインチに換算する必要があるので「1 mile=63359.9"」を基にして「10 miles=633599" 」、すなわち入力する縮尺設定値は「633599」に設定します。
(2) 距離の測定
丸い青色の「MEASURE」ボタンを一度押します。画面には「巻き尺」のアイコンと数字の「0」が表示されます。この時、「CE」ボタンを押すことによって「キロ/マイル」の単位が切り替わります。
地図の測定起点に本器具先端部のローラーを合わせ、軽く上から圧をかけて押さえるようにしながら地図上の経路を終点までなぞります。最終点まで測定した時に画面に表示される数字が実際の測定距離です。
具体例として「2万5千分の1縮尺」の地図での距離の出し方を見てみましょう。
まず「SCALE」ボタをおして「25000」を入力。「=」キーを押して、これを確定。「MEASURE」ボタンを押してから測定開始。地図上でローラーが2.1cm転がった点までの距離は5.25kmという測定結果が出ます。
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6. 照明モード
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手元を照射するのに便利です。本器裏の青い丸ボタンがライトスイッチです。このボタンの上には電球のアイコンが刻印されています。
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7. 羅針盤
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本機裏側に小さなコンパスが備わっています。黒地に白色印字です。
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8. 電池
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G13ボタン電池2つ(同梱です)
電池交換時などに設定値が失われた場合には「RESET」ボタンを押してから時刻を設定し直して下さい。
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その他の技術情報
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(1) 気温測定誤差:±2.5℃(実験範囲:-10℃から+40℃までの間)
(2) 地図測定誤差:±4%(200mm直線測定時)
(3) 解像度:地図上距離2mm
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