デビッド・ゲロー著：清水保俊訳： イカロス出版：税込3,990円（本体3,800円）

「航空事故」の同シリーズとして、やはり米国のジャーナリスト、デビッド・ゲローが著した労作。

97年の邦訳版が発刊されて以来、図書館、航空関連企業やマスコミ、航空人に前作同様、圧倒的な支持を受け、正確な調査と資料的価値が高く評価されている。

総称がテロとなっているが、いわゆる政治的な意味合いを持つハイジャックから、時限爆弾による爆破、飛行機を巻き添えにした自殺、狂気のハイジャック、機上の犯罪ま

で幅広く収録されており、いかに航空機が犯罪の舞台になってきたかがわかる。

1930年代から現代までの主な航空テロ300件以上が収録されており、航空関係者必携の1冊である。

本書は単なる興味本位の読み物とは一線を画しており、FAA並びに各航空会社の参考資料となっていることも特筆されるべきである。

徳田忠成著： イカロス出版：税込1,680円（本体1,600円）

前作『ハロー、こちら機長席』の元日本航空機長である著者の書き下ろし第2弾。空に憧れを持ち続け、コクピットに生涯をかけた気骨のパイロットたち。空への情熱に燃える現代のヒコーキ野郎たちのドキュメント。ハイジャックされた飛行機の中でのパイロットとハイジャッカーとの87時間のドラマ、難破した貨物船の乗組員を荒れ狂う海で救助に挑んだ男達のはなし、航空史のパイオニアたち、空戦に命をかけた戦闘員たちなど、ロマン溢れるヒコーキ野郎の13話を収録。280ページ 

大空駆著： イカロス出版：税込1,835円（本体1,748円）

いわゆるひとつの「航空飛行大学校」に入学し、楽しくもつらい、そして相当に危なっかしい訓練生生活を修了し、航空会社に入社して、一人前のパイロットになるまでのエピソードを、仮面の著者（当然航空飛行大学校の卒業生と思われる）が、ユーモアたっぷりにつづる「おもしろまじめ」なパイロット物語。この内容がノンフィクションかフィクションかということになると、さまざまな方面の方々に途方もない？迷惑がかかる恐れがあるので、限りなく現実に近い非現実の世界、ということで読者の方々には了解をいただいている。295ページ 

白井成樹：クレオ：2,800円 (税別)：[税込み価格 2,940円]

おなじみJASカレンダーの緻密なイラストを手掛けている白井氏の絵が本となりました。ライト機から1940年代のプロペラ機を主に、世界で活躍した飛行機が国別に、年代を追って描かれています。大人のための絵本といっても過言ではないでしょう。

太平社：2,500円 (税別)：[税込み価格 2,625円]

最先端の産業技術のすばらしさ、モノ作りの楽しさの魅力を、精緻なイラストとわかりやすい文章で解説する“人と技術のスケッチブックシリーズ”第１弾。 ボーイング社の企画協力のもとにシアトル工場を徹底取材。日本やアメリカをはじめとする世界の知恵が結集した、21世紀ジェットB777の開発から製造、就航までを、携わる多くの人々の姿とともに描いています。

シーマン著：平木訳：現代数学社：1,900円 (税別)：[税込み価格 1,995円]

気持ちよく空を飛びたい。どうしても飛行機嫌いを直したいあなたへ・・・。飛行機嫌いの人の体験談をはじめ、飛行機に乗る人が共通して抱くような疑問点、恐怖への対症法、さらに航空力学の初歩から運航システムまでをやさしく解説した「飛行機恐怖症」を克服するための本です。

デイブ イングリッシュ (著)：プレアデス出版：2,800円(税別)：[税込み価格 2,940円]
航空黎明期の偉人から飛行家、パイロット、科学者、航空機設計者、軍人、航空会社経営者、宇宙飛行士、作家、政治家等に至るまで多くの航空・宇宙関係者のことば1000以上を一冊にまとめた名言・格言・至言集。