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SP-200 NAV/COM ハンド ヘルド・トランシーバー使用説明書
個数

【上部】

(A)アンテナコネクター (B) イヤフォンジャック (C) マイクロフォンジャック
(D) ラストフリークエンシー(最後に使った周波数) 
(E) スケルチ(右回しで増量・左回しで減量) (F) ON/OFFおよび音量コントロール

【左側】

(G) ライトボタン (H) Push-To-Talkボタン (I) 電池パックリリース

【正面】

(J) スクリーン (K) 内蔵スピーカー (L) 内蔵マイクロフォン (M) 数字キーパッド
(N) ダウンキー/キーロック・キー (O) メモリークリアキー (P) クリアキー
(Q) オムニ方位セレクター・キー (R) メモリーキー (S) リコール(呼び出し)キー
(T) アップキー (U) 電池パック

【右側】

(V) 手首ストラップ・ピン (W) 外部パワージャック

下記の操作を実行するためには本機を「基本操作モード」にしておくことが必要です。



「基本操作モード」にするために「クリアキー」を押して最後に手動入力した周波数を表示させてください。


<------------ 手作業による周波数選択 ------------>

SP-200は200 NAV周波数(108.000 MHz - 117.950 MHz)と3000 COMM周波数(118.000 MHz - 142.975 MHz)を受信します。そしてSP-200は2280 COMM周波数(108.000 MHz - 136.975 MHz)で送信します。

現在選択されている周波数がいつもスクリーンの右下に表示されます。

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122.975
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上記の例では122.975 MHzを受信しています。

手動で任意の周波数を入力します。試しに118.700 MHzを入力してみましょう。数値入力キーから「118700」と入力します。数字が入力されるたびに点滅するカーソルが次の数値の場所に移動します。周波数を選択するには必ず6桁の数字を入力する必要があります。

入力の途中で5秒以上経過すると元の周波数に戻ります。5番目の数字入力の手前でクリアキーを押すことによっても元の周波数に戻ることができます。

上記の範囲外の周波数を入力しても、それは有効になりません。無効な数値が入力された場合は警告音が鳴ります。例えば、最初の数値を1以外の数字、もしくは2番目の数値を5、6、7、8、9などに設定しようとすると警告音を発してエラーを知らせます。


<------------ 周波数検索 ------------>

手動で周波数範囲内(COMMおよびNAV)をいつでも検索することができます。「アップキー」を押せば次の高い周波数、そして「ダウンキー」を押せば、次の低い周波数を検索します。

COMM周波数範囲内では8.33 KHz間隔、NAV周波数範囲内においては50 KHz間隔での移動となります。アップキーとダウンキーは繰り返し押し続けて連続検索をすることが可能です。

自動的にCOMM周波数範囲内の信号検索をするにはアップキーもしくはダウンキーを1秒以上押したままの状態にします。

この時、スクリーンには下記のような表示を確認することができます。

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SEARCH

122.975
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アップキーもしくはダウンキーを1秒以上押すと、周波数は8.33 KHz間隔で上下にスクロールします。

発信信号を検出すると「SEARCH」という語が点滅して一時的にその周波数のところで止まります。2秒以上信号を受信しない場合は、次の信号が検出されるまで検索が再開されます。

上に向かっての検索が142.975 MHzに達すると、自動的に118.000 MHzから検索が続行されます。同様に、下に向かっての検索が118.000 MHzに達すると、自動的に142.975 MHzからの検索が続行されます。

検索をキャンセルするにはクリアキーを押します。いつでもキャンセル可能です。

検索方向を上下逆にするには反対側のキー(すなわち上向き検索にするにはアップキー、その逆はダウンキー)を1秒押し続けます。

スケルチ回路の適切な調節は大事です。スケルチ回路をOFFにした状態だと、受信したバックグラウンドスタティックが強すぎて検索機能がうまく働かないことがあります。バッググラウンドノイズが大きすぎるところで検索がスタックしてしまったらスケルチを強めるか、アップキーもしくはダウンキーを1秒押して該当の周波数をスキップさせて検索を再開させてください。


<------------ 周波数記憶 ------------>

本機には「00」から「19」まで20のメモリーチャンネルが備わっていて、よく使う周波数を記憶させておくことができます。COMM周波数、NAV周波数のどちらでも使用可能です。

たとえば、122.975を記憶させてみましょう。手動で、もしくは自動でこの周波数を検索します。122.9755が表示されたら、メモリーキーを押して下さい。スクリーンに下記が表示されます。

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01

122.975
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空いている最初のメモリーチャンネルが上段に表示されます。この例では01チャンネルが表示されているので、これによって「00」にはすでに何か別の周波数が記憶されていることが分かります。

「122.975」を記憶させるには、再びメモリーキーを押して下さい。スクリーンには下記が1秒間表示されます。これはこの周波数がチャンネル01に記憶された、ということを意味します。

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01 122.975

122.975
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すでに使われているメモリーチャンネルを上書きすることも、また最初に表示された空きチャンネル以外のチャンネルを選択することもできます。

実際にやってみましょう。さっきと同じように任意の周波数を選択します。そしてメモリーキーを押して下さい。

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01

122.975
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上記図のような表示になったとしましょう。

ここでアップキーもしくはダウンキーを押して20個用意されているメモリーチャンネルをスクロール移動してください。

メモリーチャンネルに周波数がすでに記憶された状態の場合には、下記のような表示となります。

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01 118.700

122.975
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上段左がメモリーチャンネルの番号、上段右は既にこのチャンネルに記憶されている周波数、そして下段が現在選択されている周波数です。

上段左のメモリーチャンネル番号を確認してください。それから次にメモリーキーを押すことによって、現在選ばれている周波数が記憶されます。

メモリーキーを押して現在の周波数をここに記憶させると、今までこのチャンネルに記憶されていた周波数は消去されるのでご注意下さい。

周波数を記憶させないで(すなわちメモリーキーを2回目に押すより手前です)クリアキーを押せば、いつでもメモリー機能モードから抜けることができます。


<------------ 記憶周波数呼び出し ------------>

記憶させた周波数を呼び出すには、リコールキーを押します。メモリーチャンネル番号と最初のメモリーチャンネルに記憶させた周波数が表示されます。ここに表示されている周波数が瞬時に有効となって受信されます。

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01 122.975
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上記図の例では、チャンネル01が最初に表示されました。これによってメモリーチャンネル00には何も周波数が記憶されていない、ということが分かります。

この時点でアップキーもしくはダウンキーを押せば記憶済みの周波数をスクロールして設定済みのメモリーチャンネルを呼び出すことができます。数字キーを使っての呼び出しも可能です。

たとえば、メモリーチャンネル08を選択するには次に述べる2つの方法のどちらも有効です。

(1) リコールキーを押す。次にアップキーもしくはダウンキーを使って08までスクロールする。
(2) リコールキーを押す。次に「08」を入力する。

呼び出しモードはクリアキーが押されて解除されるまで持続します。これを利用してよく使う周波数を任意の順番に並べ替えることができます。

例えば、空港のATISをメモリーチャンネル00に、クリアランスデリバリーを01に、グランウドを02に、タワーを03、そしてデパーチャーを04に設定させたいとしましょう。

この例では、リコールキーを一度押してから各周波数ごとにアップキーを押します。こうすることによっていちいち手作業で各周波数を入力しなくても済みます。

呼び出し機能モード内で操作可能なキー操作は、数字キー入力の00から19まで、アップキーとダウンキー、そしてクリアキーのみです。それ以外の入力を試みると警告音で無効であることを知らせてきます。

クリアキーを押せばいつでも呼び出し機能モードから抜けることができます。一旦呼び出し機能モードから抜けると、最後に受信した周波数のところに戻ります。


<------------ メモリースキャン ------------>

メモリースキャン機能は検索機能とよく似ています。検索機能と違っているのは、記憶されているCOMM周波数だけをスキャンする、という点です。

メモリーチャンネルをスキャンするには、リコールキーを押して呼び出し機能モードに入ります。それからアップキーもしくはダウンキーを1秒押し続けて上方もしくは下方スキャンを開始させます。

「SCAN」という語がスクリーンの上段に、そしてメモリーチャンネル番号と周波数が下段に表示されます。

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   SCAN

01 122.975
---------------

信号を受信すると「SCAN」が点滅して、一時的にその周波数のところで止まります。2秒以上信号を受信しない場合は、スキャンが再開されて次の信号を検知します。

スキャンをキャンセルするにはクリアキーを押します。いつでもキャンセル可能です。1秒間、逆方向のキー(すなわちアップキー、ダウンキーのいずれか)をおせばスキャンの方向が逆転します。

スキャンモードからクリアキーを押して抜けても、まだ呼び出し機能モードにいる、ということに注意してください。

呼び出し機能モードからさらに抜けるためにはクリアキーを再び押します。これで最後に受信した周波数のところに戻ります。

メモリースキャンを実行する前にスケルチ回路を適切に調節しておくことが大事です。スケルチ回路をOFFにした状態だと、受信したバックグラウンドスタティックが強すぎてスキャン機能がうまく働かないことがあります。バッググラウンドノイズが大きすぎるところでスキャンがスタックしてしまったらスケルチを強めるか、アップキーもしくはダウンキーを1秒押して該当の周波数をスキップさせてスキャンを再開させてください。

ATISは継続的に発信されているので、ATIS周波数がスキャンに含まれていると必ずスキャンはATISのところで止まります。

<------------ メモリークリア ------------>

メモリーチャンネルをクリア、もしくは消去するにはクリアキーを押し続けながらメモリーキーを押します。「MEM CLR」とスクリーン上段に表示されたのを確認してから両方のキーから指を離します。

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MEM CLR

01 122.975
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下段には最初に記憶された周波数がそのメモリーチャンネルと共に表示されます。

アップキーもしくはダウンキーを使ってメモリーチャンネルをスクロールして消去したいメモリーチャンネルを選択してください。消去したいメモリーチャンネルが表示されたら、メモリークリアキー(数字キーのゼロでもできます)を押して選択されたチャンネルのメモリーを消去します。

同様にアップキーもしくはダウンキーを使って別のメモリーチャンネルに移動してから、メモリークリアキーを押して、そこのメモリーを消去することができます。

クリアキーを押せばいつでもメモリークリアモードから抜けることができます。

全てのメモリーチャンネルを一括消去するには、電源をONにする時にクリアキーを押したままにします。この操作を取り消すことはできませんのでご注意ください。この時には下記図の表示が出て、すべてのメモリーチャンネルの記憶が消去されたことが確認できます。

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   ALL

MEM CLR
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<------------ 送信 ------------>

COMM周波数に同調させた状態でPush-To-Talk(PTT:押して話す)ボタンを押すことによって、いつでも選択した周波数で送信が可能です。PTTが押された状態ではスクリーンの周波数左隣に「TX」が表示され、送信モードであることが確認できます。

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TX122.975
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送信を終了するにはPTTボタンから指を離します。すると、選択されたCOMM周波数の受信に戻ります。

オプション部品であるヘッドセットアダプターを使用していて、マイクロフォンが本機(SP-200)に接続されている場合は、本機のPTTボタンもしくはインラインのリモートPTTを押せば、本機内蔵のマイクロフォンが無効となり、ヘッドセットのマイクロフォンが有効となります。

いかなる時でも、NAV周波数受信時にPTTボタンが押された場合は、二重通信機能が作動開始します。二重通信機能によって、NAV周波数を聞きながら、同時に122.100 MHz(Flight Service Station周波数)で送信することができます。

たとえば、選択されたNAV周波数が117.000MHzで、PTTボタンが押された状態であるとします。

この時にPTTボタンを押しての送信は122.100 MHzで行われます。PTTボタンから指を離せば、再び117.000 MHzでの受信に戻ります。


<------------ VOR操作 ------------>

手動による周波数選択、もしくは周波数検索によって任意のNAV周波数(108.000 MHzから117.950 MHzまで)を選択してください。周波数選択の方法はCOMM周波数選択の場合と同じです。

例によって選択された周波数がスクリーンの下段右側に表示されます。

もしもVOR信号が選択された周波数のところで受信されなければ、スクリーンには選択された周波数だけが表示されます。これはインスルメントパネルに搭載されたNAVディスプレイに表示される「フラッグ」に似ています。

VOR信号が受信されると、下図のような表示となります。

-------------------
|||| (|) ||||

090T117.000
-------------------

コース・ディヴィエイション・インディケイター(CDI:コース偏差指示器)が上段に表示されます。VOR信号が最初に受信された時点ではCDIは必ず初期状態として中央位置にあります。

VOR信号受信時において、CDIは中央の丸の端から2度ずつの偏差を示します。このようにして本機のCDIは、VORモードで左右それぞれ10度までの偏差を表示することができます。

下図の例では、ねらっているステーションが90度ラジアルにあるとして、右に6度の偏差であることが分かります。これを修正するには指針に向かって左に進路を取る操作が必要となります。

------------------
|||| (|) ||||

090T117.000
--- ---------------

下段左側・3桁の数字はOmni Bearing Selector(OBS:オムニ方位セレクター)設定です。たとえばVOR信号を最初に受信した状態時のようにCDI指針が中心にきている場合には、OBS設定は選択されたVORステーションに対しての方位角、もしくはそこからのラジアルを示しています。

OBS設定で「T」が表示されている時はVORステーションに対しての方位角(Bearing To)を、そして「F」が表示されている場合はVORステーションからのラジアル(Radial From)を表しています。

OBSの「To」/「From」を切り替えるには、クリアキーを押します。上の図ではOBS設定は「090T」になっています。クリアキーを押すと、OBS設定は下図の「270F」に切り替わります。

--- ---------------
|||| (|) ||||

270F117.000
--- ---------------

変更されるまではOBS設定はそのまま当初の方位角、ラジアルのままに固定されています。航空機の進行に合わせて、CDI指針は継続的にアップデートされて選択されたラジアル・方位角からの偏差を表示し続けます。

任意の方位角、ラジアルを入力するには、OBSキーを押します。OBS設定が点滅し始めます。数字キーを使って希望する3桁の数字を入力して下さい。

たとえば、「OBS030」でOBS設定30度が入力されます。CDIは自動的に選択された方位角、もしくはラジアルからの偏差を表示します。この操作をキャンセルするには3桁目の数字を入力するより前にクリアキーを押します。

OBS設定が点滅している間は、0から360までの間の数値を入力することがいつでもできます。一旦3桁の数字が入力されると、もしくは入力操作がされずに5秒が経過すると、再びOBSキーを押すまで入力はできなくなります。

OBS設定を選択するもう一つの方法はアップキーもしくはダウンキーを使うものです。OBSキーを押してOBS設定が点滅し始めたらアップキーもしくはダウンキーを使って、任意のラジアル・方位角を選択するまで360度すべてをスクロールすることができます。

アップキーもしくはダウンキーを使っての入力はOBS設定が点滅している間ならいつでも可能です。任意の方位角・ラジアルが入力されると、5秒後に点滅しなくなります。

OBSキーを押してから次にクリアキーを押して、CDI指針を中央にもってきて、選択されたVORステーションに対する実際の方位角・ラジアルをいつでも表示させることができます。

OBS設定が点滅している時にはクリアキーを押すことによって、いつでもCDIを中心に戻すことができます。

OBSキーを押すと必然的にOBS設定が点滅する、ということを覚えておいてください。この点滅時にアップキーもしくはダウンキー、またはクリアキーを使って3桁の数字を入力することによってOBS設定を変更することができます。

ナビゲーション機能から抜けるには、COMM周波数モードに移って下さい。

OBS設定が点滅していない時に手動による周波数選択、もしくはメモリーチャンネルに記憶された周波数の呼び出しなどの操作を行うと、今現在受信している周波数を変更することになります。

呼び出し(リコール)機能を使ってNAV周波数が選択された場合、呼び出し(リコール)機能モードから抜けて手動周波数選択を使えるようにするには、クリアキーを押します。


<------------ ローカライザー操作 ------------>

手動周波数選択もしくは周波数検索を使ってローカライザー周波数モードに入ります。選択された周波数はスクリーンの下段右側に表示されます。

ローカライザー信号が選択された周波数で受信されない場合には、スクリーンには選択された周波数だけが表示されます。これはインストゥルメントパネルに搭載されたディスプレイに表示される「フラッグ」に似ています。

ローカライザー信号が受信されると、下図のような表示をスクリーンで確認することができます。

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|||| (|) ||||

LOC 108.100
--- ---------------

コース・ディヴィエイション・インディケイター(CDI:コース偏差指示器)が上段に表示されます。ローカライザー信号受信時には、CDIは中央の丸の端から1度ずつの偏差を示します。このようにして本機のCDIは、ローカライザーモードで左右それぞれ5度までの偏差を表示することができます。

上の図においては、左に3度の偏差であることが示されています。正しい進路に修正するためには指針に向かって右に飛行する必要があります。

スクリーンの下段には「LOC」と表示されます。これは選択された周波数がローカライザーであることを表しています。

ローカライザー機能モードから抜けるには、COMMもしくはVOR周波数に移ってください。リコール(呼び出し)機能を利用してローカライザー周波数が選択された場合には、クリアキーを押してリコール(呼び出し)機能モードから抜けなければ、手動の周波数選択はできません。


<------------ キーロック ------------>

キーパッドからの入力をロックアウトするには、クリアキーを押したままにしてダウンキーを押します。この操作はいつでも実行可能です。キーロックが掛かると、スクリーンの下段に小さな字で「KEY.L」と表示されます。

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122.975
KEY.L
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キーロックを解除するには、再びクリアキーを押したままにしてからダウンキーを押します。

キーロックでロックアウトされるのは本機のキーパッドだけです。PTT機能、ライト機能には影響を及ぼしません。


<------------ スクリーンとキーパッド照明 ------------>

ライトボタンを押すことによって、スクリーンとキーパッドが5秒間照明されます。

5秒以上ずっと照明させ続けるには、ライトボタンを1秒、警告音が聞こえるまで、押し続けます。これを解除して照明を終了させるには、再びライトボタンを押します。


<------------ 最後に使った周波数 ------------>

Last Frequency(最後に使った周波数)ボタンを押すことによって、最後に使った2つの周波数を切り替えることができます。グラウンドとタワーを切り替える時などに重宝します。

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