イカロス出版:A5判 159ページ:1,700円(税込)
徳光康 著
乗り入れエアラインの変遷をたどる
国際線ヒストリー
戦後直後から始められた国際線。アメリカとの不平等条約に始まり、ジェット化とジャンボ化、日本の海外渡航自由化による急成長、成田空港の開港、全日空、日本エアシステムの国際線進出、パンクした成田の発着枠と関空、セントレアの開港、そして羽田の国際化まで、日本と海外とを結ぶ航空路と航空会社はいかに変遷を遂げてきたのか、60年の歴史を紐解く。
国際政治、国際情勢に翻弄される国際線の難しさ、そして日本の空港事情と台頭するアジアのメガ・エアポートとの熾烈なハブ空港競争など、今日の国際線をめぐる状況と問題点が浮き彫りになる。
【口絵】日本発着国際線各エアライン就航機のカラー写真(この項目を「グラフィティ」と名付けていますが、言葉の誤用です。「graffiti」は「落書き」のことで「写真集」のことではありません)
【第1章】海外の航空会社によってスタートした日本の国際線
【第2章】日本航空の国際展開と日米航空交渉
【第3章】ジェット化へ動く国際線
【第4章】相次ぐ航空会社の就航と新機材の導入
【第5章】ジャンボジェットの登場と1970年代の航空輸送
【第6章】羽田から成田、地方へと発展を続ける日本の国際線
【第7章】北米路線の新時代:全日空の国際線進出
【第8章】直行化の時代へ
【第9章】1980年代:国際線多様化の時代
【第10章】新時代の国際線へ
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