イカロス出版
2008年8月 :税込み価格1,680円
語り:高橋淳
本文聞きまとめ:金田修宏
◎こんなパイロットがいるんだぜ!◎
航空界の至宝、85歳、現役パイロットが語る、空への尽きぬ情熱と飛行機達への愛
空を飛ぶ。戦いの空から始まって、平和の空へ。淳さんの大空人生。
気負わず、悠々と、安全に、ながーく空と付き合う達人パイロットの、ざっくばらんで楽しいおはなしの数々。
そして小型機パイロットの知られざる真実と生き残る知恵
日本人離れした身の丈と風貌、その開けっぴろげで闊達な性格、歯に衣着せぬものいいで、おおぞらの自由人は今日も空とつきあっている。
たくさんのパイロットを育て、たくさんの飛行機に乗り、あらゆる経験をしながら、まだ空の楽しみは尽きないという。
多くの後輩や仲間から、「淳さん」「淳さん!」と頼りにされ、慕われ、ざっと70年。
「めげない、こだわらない、ぶれない」、ひとすじに空とともに生きる「淳さん」の話を聞いてみようよ。
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高橋淳(たかはしじゅん)
1922年(大正11年)10月8日、東京生まれ。
1941年、日米開戦の年に甲種飛行予科練習生として海軍に入隊、太平洋戦争に一式陸攻のパイロットとして従軍。飛曹長で終戦。
戦後は小型機とグライダーの世界に没入し、組織のまとめ役、指導的なフリーパイロットなどとして活躍、現在に至る。
社団法人日本飛行連盟名誉会長。
航空スポーツに貢献した人に贈られる国際航空連盟の世界的に栄誉とされる「ポールティサンディエ賞」を受賞。
育てたパイロットは数知れず。総飛行時間は2万4千5百時間。
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昭和20年5月、23歳。沖縄作戦中、九州の出水基地で出撃の合間に撮ってもらった写真さ。
絹のマフラーは支給品でね、火災などの熱に強いからだって話だったね。
ライフジャケットは海の上を飛ぶ海軍のパイロットの必需品だ。
えっ!表紙の写真とずいぶんちがいます、って?
当たり前だろ、2枚の写真の間にゃ60年以上の歳月がながれているんだから。
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