イカロス出版
著者:ヒサ クニヒコ
特別寄稿:半藤一利
税込定価3,024円 (本体価格:2,800円):156頁
ヤン (原作)、ロマン・ユゴー (作画)、 宮脇史生 (翻訳)
ロマン・ユゴー作画による戦記バンド・デシネ、最新作が登場!
「エーデルワイスのパイロット」は、「ル・グラン・デューク」、
初期作品集「雲の彼方 オドゥラ・デ・ニュアージュ」に続く、
ロマン・ユゴー作画によるバンド・デシネ(フランス式マンガ)。
舞台は第一次大戦後半の西部戦線。
フランス空軍の名門飛行隊「シゴーニュ」に所属するエースパイロット、アンリ・カスティヤックと、戦車部隊に配属された双子の兄弟、アルフォンスを中心に物語が展開される。作中にはスパッド S.VII、ニューポール28やアルバトロス D.IIIといった仏独両軍の複葉戦闘機が登場。
苛烈な西部戦線の空を彩った戦闘機たちが、1コマ1コマが絵画のようなバンド・デシネならではの表現で描かれる。
第一次大戦に参戦した日本人パイロット、バロン滋野こと滋野清武も登場!
1917年。仏独両軍による絶望的な塹壕戦が続く西部戦線。その泥沼の上空でも、情け容赦のない空中戦が繰り広げられている。
そんなある日、謎のドイツ戦闘機の登場で状況は一変する。白いエーデルワイスを胴体に大きく描いたアルバトロスは、フランスの名門飛行隊「シゴーニュ」までをも震え上がらせた……。
同隊のエースで、その勇敢さを誰もが認めるアンリ・カスティヤック。しかし、この敵が現れるたびに、一転して臆病者のように振る舞う。彼は何を恐れているのか? 彼の双子の兄弟であるアルフォンスは、かつては同じくパイロットであったが、現在は飛行資格を剥奪されて、戦車部隊に配属されている。
一体、この兄弟はどんな秘密を隠しているのか?時はさかのぼり、1910年1月のパリ大洪水。増水したセーヌにかかるアルマ橋の上で起きた真実とは? |