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航空従事者(事業用操縦士)学科試験問題:法規・2001年8月25日

■資格:事業用操縦士(飛)(回)
■題数及び時間:20題・40分
■科目:法規[科目コード:04]
■記号:A3CC040180

◎注意

(1)「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)の所定欄に、「受験番号」、「受験番号のマーク」、「科目」、「科目コード」、「科目コードのマーク」、「資格」、「種類」、「氏名」及び「生年月日」を記入すること。

「受験番号」、「受験番号のマーク」、「科目コード」、「科目コードのマーク」の何れかに誤りがあると、コンピュータによる採点処理が不可能となるので当該科目は不合格となります。

(2)解答は、「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)に記入すること。

◎配点:1問 5点
◎判定基準:合格は100点満点の70点以上とする

問1  次の記述のうち正しいのはどれか。

(1)曲技飛行を行う場合は全て国土交通大臣の許可が必要である。
(2)編隊飛行を行う場合は全て国土交通大臣の許可が必要である。
(3)航空機から物件投下を行う場合は全て国土交通大臣の許可が必要である。
(4)航空機から落下傘降下を行う場合は全て国土交通大臣の許可が必要である。

問2  地表または水面から300mを越え、3,000m未満の高度で飛行する場合の有視界気象状態について正しいものはどれか。

(1)管制区又は管制圏を飛行する場合の飛行視程は、8,000m以上であること。
(2)管制区又は管制圏以外を飛行する場合の飛行視程は、5,000m以上であること。
(3)管制区又は管制圏を飛行する場合、当該航空機の上方300m、下方150mの範囲に雲がないこと。
(4)管制区及び管制圏以外を飛行する場合、当該航空機から水平距離600m以内に雲がないこと。

問3  航空法第57条の規定における「国籍等の表示」について正しいものはどれか。

(1)航空機の国籍記号は、装飾体のローマ字の大文字JAで表示しなければならない。
(2)航空機の登録記号は、装飾体の4個のアラビア数字又はローマ字の大文字で表示しなければならない。
(3)登録記号は、国籍記号の後に連記しなければならない。
(4)国籍記号及び登録記号に使用する文字及び数字の色は、黒色でなければならない。

問4  搭載用航空日誌に記載すべき事項について誤りはどれか。

(1)航空機の種類、型式及び型式証明番号
(2)耐空類別及び耐空証明書番号
(3)航行に関する記録
(4)乗客の氏名又は名称

問5  航空業務の内容で誤りはどれか。

(1)航空機に乗り組んで行うその運航
(2)航空機に乗り込んで行う無線設備の操作
(3)運航管理者の業務
(4)整備又は改造をした航空機について行う法で定める範囲の確認

問6  飛行計画に関する記述について正しいものはどれか。

(1)飛行計画の通報は、口頭で行ってもよい。
(2)航空機を運航する場合は、いかなる場合も飛行計画を通報しなければならない。
(3)IFRで飛行している航空機に通信機の故障があった場合は、飛行計画どおりに飛行しなければならない。
(4)VFRで飛行している航空機に通信機の故障があった場合は、飛行計画どおりに飛行しなければならない。

問7  救急用具について誤りはどれか。

(1)救命胴衣又はこれに相当する救急用具は各座席から取りやすい場所に置かなければならない。
(2)救命ボートは搭乗者全員を収容できるものでなければならない。
(3)救急箱には医療品一式を入れておかなければならない。
(4)乗組員以外が登場していない航空機にあっては救命胴衣は備えなくてもよい。

問8  航空機が飛行場内において地上を移動する場合の基準で誤りはどれか。

(1)動力装置を制御することにより速やかにかつ安全に停止できる速度であること。
(2)制動装置を軽度に使用することにより速やかにかつ安全に停止できる速度であること。
(3)前方を十分に監視すること。
(4)どのような場合でも地上誘導員を配置すること。

問9  離陸する他の航空機に続いて離陸する場合に、離陸滑走を始めて良いのは次のうちどれか。

(1)当該離陸機が離陸し、脚上げを行ったとき。
(2)当該離陸機が離陸し、35ft以上の高度になったとき。
(3)当該離陸機が離陸し、50ft以上の高度になったとき。
(4)当該離陸機が離陸し、着陸帯の末端を通過したとき。

問10 耐空証明に関する記述について誤りはどれか。

(1)耐空証明は、国籍にかかわらずいかなる航空機も受けることができる。
(2)耐空証明は、航空機の用途及び運用限界を指定して行う。
(3)耐空証明は、航空機の強度、構造及び性能が安全性を確保するための技術上の基準に適合する場合に限り受けることができる。
(4)国土交通大臣の許可を受けた場合は耐空証明は必要ない。

問11 航空障害灯について誤りはどれか。

(1)高光度航空障害灯の灯光は、航空白の閃光である。
(2)中光度航空障害灯の灯光は、航空白の明滅である。
(3)低光度航空障害灯の灯光は、航空赤の不動光である。
(4)地表又は水面から60メートル以上の高さの物件には航空障害灯を設置しなければならない。

問12 航空機に装備する救急用具の点検間隔で誤りはどれか。

(1)落下傘 ・・・・・・60日 
(2)非常信号灯 ・・・・60日
(3)防水携帯灯 ・・・・60日
(4)救命胴衣 ・・・・・60日

問13 次の記述のうち誤っているものはどれか。

(1)「計器気象状態」とは、視程及び雲の状態を考慮して国土交通省令で定める視界上不良な気象状態をいう。
(2)「計器飛行」とは、航空機の位置及び進路を計器のみに依存して行う飛行をいう。
(3)「航空灯火」とは、灯火により航空機の航行を援助するための航空保安施設で、国土交通省令で定めるものをいう。
(4)「航空保安施設」とは、航空灯火、昼間障害標識及び航空保安無線施設をいう。

問14 耐空証明のある航空機(滑空機を除く)の使用者が国土交通大臣の修理改造検査を受けなければならないのはどれか。

(1)整備及び改造をする場合。
(2)保守及び修理をする場合。
(3)大修理及び改造をする場合。
(4)修理及び大改造をする場合。

問15 「航空交通管制圏」の定義について正しいものはどれか。

(1)地表又は水面から200m以上の高さの空域であって、国土交通大臣が告示で指定するもの。
(2)飛行場及びその付近の上空で地表又は水面から200m以上の空域であって国土交通大臣が告示で指定するもの。
(3)すべての飛行場(場外離着陸場を除く)及びその付近の上空の空域であって航空交通管制のために国土交通大臣が告示で指定するもの。
(4)国土交通大臣が告示で指定する飛行場及びその付近の上空の空域であって、飛行場及びその付近の上空における航空交通の安全のため国土交通大臣が告示で指定するもの。

問16 技能証明書の返納に関する記述で正しいものはどれか。

(1)技能証明を取り消されたときは、当該技能証明書を10日以内に返納しなければならない。
(2)技能証明を取り消されたときは、当該技能証明書を14日以内に返納しなければならない。
(3)同一種類の上級の資格に係る技能証明の交付を受けたときは、現に有する資格に係るものを14日以内に返納しなければならない。
(4)航空従事者が死亡した時は、当該技能証明書を返納しなくてもよい。

問17 「登録」について正しいものはどれか。

(1)「航空機の定置場」に変更があったときは、その事由があった日から14日以内に変更登録の申請をしなければならない。
(2)登録航空機について所有者の変更があったときは変更登録の申請をしなければならない。
(3)まっ消登録は、その事由があった日から15日以内に、まっ消登録の申請をしなければならない。
(4)日本の国籍を有しない人が所有する航空機でも登録をすることができる。

問18 事業用操縦士の業務範囲で誤りはどれか。

(1)自家用操縦士の資格を有するものが行うことができる行為。
(2)報酬を受けて、有償の運航を行う航空機の操縦を行うこと。
(3)航空機使用事業の用に供する航空機の操縦を行うこと。
(4)機長以外の操縦者として航空運送事業の用に供する航空機の操縦を行うこと。

問19 航空法で規定する次の文章の空欄に入る言葉で正しい組み合わせはどれか。

「イ」のある航空機の使用者は、発動機、プロペラ、その他、国土交通省令で定める航空機の「ロ」のため「ハ」について、国土交通大臣の「ニ」を受けることができる。

(1)イ 予備品証明  ロ 安全性の確保  ハ 軽微な装備品  ニ 耐空証明
(2)イ 耐空証明   ロ 経済性の確保  ハ 重要な装備品  ニ 予備品証明
(3)イ 耐空証明   ロ 安全性の確保  ハ 重要な装備品  ニ 予備品証明
(4)イ 型式証明   ロ 安全性の確保  ハ 軽微な装備品  ニ 予備品証明

問20 「登録記号の打刻」について誤りはどれか。

(1)航空機の所有者は新規登録をした時は遅滞なく当該航空機に登録記号を表示する打刻をしなければならない。
(2)打刻は当該航空機の「かまち」にこれを行わなければならない。
(3)打刻した登録記号の表示をき損してはならない。
(4)登録番号の表示をき損した場合50万円以下の罰金に処せられる。

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