リーッチー・ストーウェル 著：染谷喜隆訳
税込み価格 3,500円：A4変形版：207ぺ一ジ

EMT（緊急機動訓練）とは、飛行機のパイロットがいかなる危機的状況からも生還できる知識と技術を得ることを目的とした訓練のことで、アメリカを代表する飛行教官の一人であるリッチー・ストーウェルが過去14年に渡って開発、普及に努めてきたものです。本書はその訓練テキスト（英語版）の完全翻訳で、異常姿勢やスピンからの安全なリカバリー方法はもちろん、主要な舵を含む機体の故障からのサバイバル技術などについて、その理論的な裏付けや心構え、そして実際の操作のポイントなどについて、わかりやすい文章と豊富な図面を駆使して解説しています。パイロットにとっては、いかなる状況でも生き残ること、サバイバルできることこそが最大の、そして永遠のテーマといえます。本書はそのためのエッセンスが凝縮されています。

著者紹介

リッチー・ストーウェル。1957年12月24日、米国ニュージャージー州生まれ。1987年よりEMTの概念を掲げた訓練活動を開始し、その10年の成果をもとに本書を完成。


1993年：FAA（米連邦航空局）より、年間最優秀飛行教官賞を受賞
1994年：NAFI（全米飛行教官連盟）より、マスターCFI受賞認定
1994年：IAC（国際曲技飛行クラブ）より、会長賞受賞認定
2001年：IAC（国際曲技飛行クラブ）より、マスターCFI・エアロバティックを受賞認定 （全米初のアクロに対する指針・基準と認定される）