3,990円(税込み)
コンコルド 1976〜2003──超音速飛行の27年
■収録分数:本編 約114分 特典映像 約12分
■仕様:片面2層 画面サイズ4:3 ドルビー2.0chステレオ
■製作年:2003年
■製作国:イギリス
■字幕監修・解説:秋本俊二 (c) Fast Forward Productions 2003惜しまれつつも終焉を迎えた夢の超音速旅客機「コンコルド」。 世界中を魅了した27年間の歴史を綴るDVD。
イギリスとフランスの共同開発により生まれた夢の超音速旅客機コンコルド。フランス語で「協調」「調和」を意味するコンコルドは、通常8時間かかるパリ〜ニューヨーク間をわずか3時間45分で飛行。最高速度はマッハ2.02。離陸する際のスピードは時速400キロ以上。通常の航空機をはるかに上回る高度 17,000m(成層圏)での飛行、細い胴体、折れ曲がる機首、美しい三角翼・・・鳥のようなコンコルドの姿は世界中を魅了してきた。
1969年2月に原型となる飛行機の初飛行が成功し、1976年1月より定期運行を開始。1972年6月には羽田空港にも飛来したことがある。ロンドン〜ニューヨークの往復運賃は184万円。利用者は政治家や俳優などが中心。ポール・マッカートニーが機内ライブを行い、1985年に開催された「ライブ・エイド」ではフィル・コリンズがコンコルドで大西洋を渡り、米英両方の開催地でライブを行ったことで知られている。
内装やアメニティデザインにはテレンス・コンラン卿を起用、機内にはワインセラーが備えられ、乗客は好きなワインを選んで味わうことができる。機内食は世界でも屈指の一流シェフの手によるものだった。 しかしその一方で、燃料効率が悪く、乗客1人当たりジャンボジェットの20倍もの燃料を消費。高価な機体、わずか100名の定員数、飛行時の騒音など多くの問題を抱えるために敬遠され、生産されたのはわずか16機。オイルショックや近年の景気低迷などの影響もあり、2003年4月、ついに商用での運用が停止となり、2003年10月に惜しまれつつも終焉を迎えた。
本作は2本の映像によって、今はなき「未来の飛行機コンコルド」の輝かしい歴史を綴るものである。
■収録内容
●コンコルドの21世紀(約60分) 飛行中のコクピット内部や機内の様子、管制室の映像などを交え、機長たち自らがコンコルドの素晴らしさを詳しく解説。
●新しい時代(約54分) 2000年7月に起こったパリでの墜落・炎上事故で運行再開不可能と思われたコンコルド。奇跡的に復活を遂げた雄姿を記録。 〜特典映像〜
●ベース・トレーニング(約12分) 英・シャノン空港でのコンコルドの離着陸訓練の模様を、様々なカメラアングルからとらえる。
■字幕監修・解説:秋本俊二 学生時代には航空機体工学を専攻。数回の海外生活を経た後、フリーの文筆家として独立。国内外のエアラインや航空機メーカー、世界の空港などについて幅広く取材し、月刊誌や週刊誌などにレポート、インタビュー記事、エッセイなどを執筆している。 “その道のプロ”であるガイド達が、情報提供やナビゲートを行う総合情報サイト『All About』にて「世界のエアライン」を執筆中。
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