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コンコルド狂想曲
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イカロス出版:1,890円(税込)
著者:帆足孝治・遠藤欽作

 米、欧、ソ三つどもえの夢の跡:超音速旅客機に明日はあるか  

イギリスとフランス、ソビエト、そしてアメリカが、SST時代という砂上の楼閣を求め、激しい超音速旅客機の開発競争を繰り広げた1960年代。

結局実用化できたのはコンコルドだけだったが、コンコルドスキーと揶揄されたソビエトのTu-144や、環境問題などで結局モックアップしか作られなかったボーイング2707の存在も決して忘れることができない。

「コンコルド」の就航が終わってすでに5年。しかし、未だに次世代超音速旅客機が本格的に開発される気配はない。

より速く飛びたいという人類の夢は、冷めてしまったのだろうか。

本書は長年航空ジャーナリストとして活躍してきた2名の著者が、国家間のプライドがぶつかり合った超音速旅客機の開発を紐解きつつ、超音速旅客機の将来を予測している。 




【目次】

コンコルド出現前夜

欧州のプライドをかけたSST「コンコルド」

ソ連製SST、Tu-144とコンコルド就航

ジャンボジェットかSSTか出遅れたアメリカ

パンナムとTWAが後押ししたUS/SST

ボーイング2707への一本化と航空大国の挫折

コンコルドの終焉と次世代SSTの可能性  

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