文林堂・A4変型版・176ページ:オールカラー
2012年12月:2,674円(税込み)
自衛隊の「顔」として、いまや知らない人がいないほどの存在となった航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルス。
昨年、チームが誕生してからの展示飛行が通算1,000回を超え、その名声と人気は高まるばかりだ。
そのブルーインパルスの活動になくてはならないスタッフの一人が、毎年公式パンフレットや公式ガイドブックの写真撮影を担当しているカメラマンの黒澤英介氏。
20年以上にわたってブルーインパルスと仕事をしており、歴代メンバーからは敬意を込めて「8番目のメンバー」(チームは予備機を含めて7機体制のた め)と呼ばれ、大きな信頼を得ている。
本書は、その黒澤カメラマンが初めて世に出す、渾身の一冊である。
音まで聞こえてくるような迫力のある写真が満載です!
本編は5章に別れ、まず第1章では「展示飛行」と題し、アクロバット飛行順に空撮を含めたダイナミックな飛行シーンを紹介。巻末に掲載する「展示飛行パターン紹介図」と照らし合わせることで、飛行課目を分かりやすく解説している。
第2章の「信頼、そしてファンとのふれあい」では、整備士との信頼関係を紹介、雨にも関わらず年に一回の航空祭に駆けつけたファンの姿や各地の民間行事に参加するシーンも印象的。
第3章は「日本上空のブルー」。各地に遠征するチームを、日本の名所上空で捉えたシーンが並ぶ。
第4章は「松島の日々」。ホームベースの松島基地での訓練風景を追う。珍しい夜間訓練も。
第5章は「松島の四季」。風光明媚な松島の四季とブルーインパルスのコラボレーション。
【目次】
プロローグ:ブルーインパルス賛歌(西城孝幸)
黒澤英介さんという人(ブルーインパルスOB、村田将一)
第1章:Performance:展示飛行
第2章:Trust&Friendship:信頼、そしてファンとのふれあい
第3章:Enroute:日本上空のブルー
第4章:Day by Day:松島の日々
第5章:Homebase:松島の四季
図解・展示飛行科目
エピローグ:ブルーと歩んだ30年(黒澤英介)
【著者(撮影者)黒澤英介氏について】
幼少の頃から航空機が大好きで、T-2ブルーとの出会いが本格的に追いかけるきっかけとなった。
1999年から航空界をフィールドとするフリーカメラマンとして活動を開始。
現在は「ブルーインパルス・ガイドブック」やブルーインパルス公式パンフレットの写真撮影を担当。
航空専門誌や航空機映像のジャケット用に作品を提供したり、航空カレンダーの製作などもおこなっている。
また、2007年には航空自衛隊の広報用映像製作に協力し、初めての動画空撮をおこなった。
1970年、宮城県生まれ。