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 丘珠空港発：アマチュアパイロットと航空無線リスナーのための 新ATC読本（第二版）
新ATC読本 2nd Edition
エアロスポーツ北海道：2010年5月10日第二版版発行
（初版は平成12年８月20日発行）
156ページ：2,100円（税込み）
手軽なサイズのATC実例集：VFR飛行を目的としたATC通信マニュアル
豊富な図版と写真で実践的な通信方法を解説。
【初級編】離陸から着陸までの基本を易しく紹介。
【実践編】ATCを英文および日本語訳で詳しく解説。
モーターグライダーをはじめ小型機の訓練生などATC初心者及びエアーバンド・ファン向きのVFR航空機の通信の実際を知る入門書です。
本書は管制圏にある防衛省所轄の札幌飛行場(丘珠空港)をベースとする社会人飛行クラブの活動を通して、実際のフライトに欠かせない実践的なATCの交信例を網羅。
今回の第二版では初版の携帯性をそのままに、その後の航空法令や運用基準等の改正を踏まえて内容を一新し、さらにATC入門者やエアバンド・リスナー向けにイラストや図版を多用し、より親しみ易い工夫を随所に凝らしています。
飛行場の航空交通管制は、航空管制英語(以下「ATC」という。)により行われます。 これは第二次大戦後の冷戦下で連合軍が当時の西ベルリンへ物資を大量に空輸するにあたって、たくさんの航空機を安全・合理的にさばく（管制）手法として発達したものです。
ATCといっても通常は数字の羅列が多く、実際に使う英語の単語数は限られています。それに加えて交信のイロハを知れば、誰でもエアーバンドラジオでATCを聞いて、単機または複数の航空機が今どこをどのような状態で飛行しているかを理解できるようになります。実際、道央圏ではパイロットだけではなく、１万人ものエアーバンドリスナーが空の交信を楽しんでいるといわれています。
本書は、管制圏内にある丘珠空港（札幌飛行場）でのフライトシーンをモチーフとして、すぐに使える実戦的な交信実例を集めています。
丘珠空港を全国に発信することを目的としたインターネットサイト「丘珠空港物語」の「実戦ATC（丘珠編）」のコーナーを読本として再編集したものです。
モーターグライダーをはじめ小型機の訓練生などATC初心者のテキストとして、またエアーバンド・ファンのみなさんにはVFR航空機の通信の実際を知る手がかりとして楽しんで頂ければ幸いです。
● ATCとは「Air Traffic Control」の頭文字に由来します：航空交通の秩序維持と衝突防止を目的とした管制官と航空機関で行われる無線交信です。
【入門編】
誘導路、場周経路のATCの基本
【実践編】
スポット
ブロックアウト
タキシング
離陸
アップウィンド
ダウンウィンド
ベース
ファイナル
タクシーバック
管制圏の離脱
管制圏内の飛行
管制圏への進入
管制圏の通過
スペシャルVFR
民間訓練空域（HK11）の通過要領
民間訓練空域（HK11）で訓練する場合
自衛隊訓練空域の飛行
道内主要滑空場
飛行援助機関との通信
レーダーサービス
FSCの上手な使い方
レーダー誘導（GCA）
みちのくフライト
丘珠のIFR機
【資料編】
ATC用語
応用通信例
指向信号灯（ライトガン）
通信周波数
無線機故障の場合の対応
タワー・レディオの周波数（道内）
飛行援助用航空局（道内主要）
登録機番から知る航空機タイプ
電話によるFlight Planの提出方法
英文字（Letters）の通話
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