クライム発行:211頁
饒村曜編
ビニール表紙:箱入り:定価2,940円(税込)
日本の自然の多様性は、豊かな生活をもたらす反面、過酷な災害を引き起こすマイナス面を持っている。このため日本語は、気象現象に対して、豊富な言葉を持つ言語となっている。
例えば「晴雨」という言葉ひとつを取ってみても「晴雨」「請雨」「静雨」「青雨」「凄雨」「星雨」などがあり、意味は皆違う。
また、「しょうふう」と言う言葉では、「正風」「松風」「商風」「祥風」「蕉風」「衝風」などがあり、全く異なった意味となる。
こうした日本語の面白さを一番身近な雨と風を中心に出来るだけ簡潔に纏めたものであり、気象観測や天気予報に使われる用語は、特に詳しく解説している。
本書は「読む用語事典」を目指し、読者の方々にとって気象の面白さと合わせて知的好奇心を満足させて頂ければ幸いである。(本書の「まえがき」より抜粋)
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