エアラインパイロット志望者に欠かせない情報を1冊に網羅。
エアイランパイロットになるためのノウハウ、受験対策、募集要項オールガイド。
パイロットへの道をやさしく解説!
旅客機のパイロットってどうすればなれるの? そんな疑問に答えるエアラインパイロットをめざす高校生、大学生必読のガイドブック。
航空大学校、エアラインの自社養成、操縦ライセンスの取れる一般大学や民間フライトスクールなど、さまざまなパイロットへの道を紹介。
エアラインパイロットの仕事内容、航空大学校の受験と募集要項、試験のポイント、訓練と生活、自社養成パイロット採用事情と試験内容、訓練、公募パイロット制度、航空会社でのパイロット訓練などを網羅。
また航空身体検査の内容についても掲載。
応募資格・身体検査基準・採用状況・試験突破の心得
エアラインパイロットはいつの時代も憧れの職業の一つ。しかし、パイロット不足でLCCが運休するなど、パイロット不足は現在日本では社会問題にもなっている。
そのような状況下で、エアライン各社のパイロット採用は活発化しており、多くのパイロットの養成が急がれている。つまり、目指している人にとっては、ビッグチャンス到来ということになる。では、どうすればなれるのか?
自社養成、航空大学校、私立大学、民間飛行学校という4つのルートについて エアラインパイロットのなり方を分かりやすく解説する。さらに、各養成ルートの訓練、エアラインに就職してからの訓練についても紹介した。
【目次】
序章 エアラインパイロットになろう
あこがれたなら、挑戦してみよう
普通の人でいいが、訓練は厳しい
協調性、責任感、そして自己管理能力と強い意思
時代とともに変わるパイロット養成
現在のエアラインパイロットの道は大きく四つ
景気に影響されるがチャンスは広がる傾向
第1章 エアラインパイロットの仕事場
1時間あまり前に出勤して飛行計画を検討
コクピットと外部を分担して出発前準備を実施
航空管制官の許可に従って地上滑走。滑走路に向かう
Vアールでコントロールホイールを引いて離陸
つかの間の水平飛行。そして着陸に向けて降下開始
接地と同時に3つのブレーキを作動して減速
第2章 エアラインパイロットになるには
エアラインパイロットは定期便を運航するパイロット
飛行機の免許は操縦士技能証明と航空身体検査証明
旅客機を飛ばすために必要な技能証明の種類
旅客機では機種ごとに資格が必要になる
まだまだ続く、旅客機を飛ばすための資格の数々
英語の能力も資格として求められる
まず狙う道は航空大学校と自社養成
自費で資格を取るのには大きなリスクを覚悟しよう
大学で免許を取得するという新しい試みがスタートした
エアラインパイロットをめざす具体的な道
日本の定期航空会社の概要
第3章 航空大学校
エアラインパイロット養成を目的とした航空大学校
航空大学校受験のチャンスは、大学2年進級の年からスタート
航大ホームページから必要書類をダウンロード
学力試験は合格点が高くても足切り点以下の課目があれば不合格
将来にわたって乗務するために厳しい身体検査が実施される
第2次試験は競争ではなく、各自の健康状態のみが重要となる
パイロットはチームワークだから協調性などが問われる
失敗したならば悩むべし。そして次に備えて考えるべし
最終的な合否は学科試験と操縦適性検査の総合点で決まる
航空大学校では3つのキャンパスを移動しながら訓練を受ける
同じ目標を持つ仲間同士がチームワークをはぐくむ全寮制生活
努力しなければ乗り切れない。だけど余裕がなさすぎるのもいけない
はじめて飛行訓練を受けるのは帯広の空
空を飛ぶ本当の楽しさが実感されてくる宮崎フライト課程
仙台では双発エンジン、そして計器飛行に挑戦
第4章 自社養成パイロット
景気の影響を大きく受けてきた自社養成パイロット制度
航空会社によって異なる学歴などの要件
自社養成パイロットの選抜方法
自社養成パイロットの採用試験
第5章 有資格公募パイロット
パイロットへの道を大きく開いた有資格者募集制度
どうすれば資格を取得できるのか
飛行学校選びは慎重にしよう
飛行学校がよくても自分が努力しなければダメだ
第6章 私立大学操縦コース
大学で操縦を学ぶという、新しい選択
入学選抜の敷居は低いが訓練は甘くない
操縦コースといっても大学ごとに個性がある
第7章 航空会社での訓練
航空会社に就職してからも訓練は続く
機種限定を取ったあとは路線訓練
エアラインパイロット訓練の新しい資格がスタートした
パイロットの訓練と審査は退役するまで続く
第8章 航空身体検査
身体検査の中には努力次第でなんとかなる検査項目もある。
第一種航空身体検査 検査項目
あとがき